
韓国ドラマ界をざわつかせた「暴君のシェフ」の主演交代劇。まるでドラマそのもののように、予想外の展開から新たなスターが誕生することになりました。今回は、その驚きの舞台裏をエンタメ目線で追っていきましょう!
当初の主演はパク・ソンフンだった!
主演に予定されていたのは、Netflix「イカゲーム」で一躍世界的に有名になったパク・ソンフン。
彼が王様イ・ホン役を演じるはずでしたが…なんとクランクイン前に大事件が発生してしまいます。

パク・ソンフンは、1985年2月18日生まれの40歳。映画・ドラマ・舞台の垣根を越えて活躍してきた実力派俳優。長い下積み時代を経て、特に 2022年のNetflixドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」でチョン・ジェジュン役を演じたことで強烈な印象を残しました。その後は2024年に「涙の女王」や「イカゲーム 2・3」にも出演。
SNS騒動が引き金に
事件が起きたのは2024年12月30日。
パク・ソンフンがInstagramストーリーに“とある画像”を投稿してしまったのです。
- 内容は「イカゲーム」をパロディにした日本のAVジャケット。
- 女性の身体が露骨に映り込んでおり、即座にネットで炎上。
- 投稿はすぐ削除されましたが、時すでに遅し…。キャプチャ画像が拡散され、大騒動へ。
当初、所属事務所は「誤操作」「リグラムのミス」と説明しましたが、後に“DMで受け取った画像を誤ってアップした”ことが判明。釈明も二転三転し、イメージは大きく傷ついてしまいました。
ドラマ製作陣の決断で緊急採用
問題が拡大する中、製作陣と放送局は苦渋の決断を下します。
「作品のブランドを守るため、キャスティングを変更する」という異例の判断でした。
そこで急浮上したのが、新人俳優 イ・チェミン。
まさに土壇場での“緊急投入”だったのです。
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イ・チェミン、電撃合流!
チャン・テユ監督は後にこう語っています。
「最初に考えていた俳優ではなかった。しかし遅れて出会ったイ・チェミンに100%、いや120%満足している。」
最初は“代役”のような形で呼ばれたイ・チェミンですが、情熱と準備力、そして画面での存在感で一気に評価を覆しました。
「暴君のシェフ」は彼にとって、単なる出演作ではなくスターへの登竜門になったのです。
結果は大成功!まさに「神の一手」
交代劇はリスクどころか、結果的に“神の一手”となりました。
- 視聴率:最高17.3%を記録
- Netflix:グローバルTOP10入り
- ファンの反応:「190cmの文武両道イケメン」と熱烈支持
- 演技評価:複雑な王の内面を見事に表現
MBCも「主演交代が作り出した奇跡」と評し、イ・チェミンの存在感は瞬く間に広まりました。
ピンチがチャンスに変わった瞬間
一歩間違えば大失敗になりかねなかった主演交代。しかし「暴君のシェフ」は、その逆境をきっかけに新たなスターを世に送り出しました。
パク・ソンフンのSNS騒動は痛手だったものの、製作陣の素早い決断とイ・チェミンの実力が噛み合い、結果的に“運命的な出会い”として語り継がれることに!
韓国ドラマ界では数々のトラブルが語られてきましたが、このケースは**「ピンチをチャンスに変えた成功事例」**として、長く記憶されることでしょう。
まとめ
韓国ドラマ「暴君のシェフ」は、当初主演予定だったパク・ソンフンのSNS炎上騒動によってキャスティングが急遽変更され、新人俳優イ・チェミンが主演に抜擢されました。製作陣の迅速な判断と、イ・チェミンの情熱ある演技が視聴者に支持され、結果的に最高視聴率17.3%・NetflixグローバルTOP10入りという大成功を収めています。まさに「主演交代が神の一手」となった事例であり、韓国ドラマ史に残るピンチをチャンスに変えたキャスティング成功例として注目されています。