テレビの人気番組「マツコの知らない世界」で紹介された『恋みくじ』。GoogleのCMで観て気になっていたおみくじだったので、いったい誰がこの文章を創ったのか、どんなメッセージがあるのか、どこで引けるのか…気になったコトを調べました。
恋みくじの作者は現代美術作家イチハラヒロコさん
グーグルのCMで占いの行き先になるのは『布忍神社(ぬのせじんじゃ)』。実はこれ、関西では大人気の神社です。
「マツコの知らない世界」の番組内で成蹊大学文学部教授・平野多恵さんが紹介して、マツコも絶賛した人気のおみくじも、布忍神社の恋みくじですね。
このグサリと心に刺さる言葉たちを創りあげたのは、現代美術作家イチハラヒロコさんです。
こんなおみくじなら毎日でも引きたい!ですね。
イチハラヒロコさん
1963年 京都生まれ 現代美術アーティスト。
’85年京都芸術短期大学(現京都造形芸術大学)ビジュアルデザイン専攻科修了。’88年より言葉や文字をモチーフに作品を制作。豊田市美術館、水戸芸術館、東京都現代美術館、京都国立近代美術館等で作品発表する一方、百貨店の工事仮囲いやスケートリンクに文字を描くなど、屋外展示も多数。また大阪の布忍神社に「恋みくじ」を設置したり、イギリスとオランダのショッピングセンターで「万引きするで。」と書かれた紙袋を2000枚配布するパフォーマンスをするなど、その活動はユニーク。
著作・作品集に『こんどはことばの展覧会だ。』(三修社)『ラプンツェル。』(新風舎※絶版)、『この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。』(三修社)等がある。
〜出典参考:Amazon・Wikipediaほか
変わり種のおみくじ「恋みくじ」は、モリサワのゴシックMB101というバブル時代の大人気フォントを使った、ユーモアとインパクトのある文字メッセージが、引いたときの自分の心にグサリと刺さります。インスタで収集したお気に入りの恋みくじは下で紹介しています。
この「恋みくじ」は、もともとは大阪の布忍神社(ぬのせじんじゃ)と共同で制作した36番までの言葉の作品から成るおみくじなんですが、全国数カ所で引くことができます。
イチハラヒロコ「恋みくじ」が引ける場所は?
恋みくじは関西で話題沸騰になった潔すぎるメッセージのおみくじで、現在は以下の場所で引くことができるようです。
- 布忍神社[ぬのせじんじゃ](大阪府)
- 二宮神社(兵庫県)嵐ファンの聖地?
- 山崎菅原神社(熊本県)
- 清須山王宮日吉神社(愛知県)
- 六甲八幡神社(兵庫県)
- 北野天満神社(兵庫県)
- 鎌倉画廊(神奈川県)神社ではなく作品もShopに!
はみ出し情報 (^^) 嵐ファンのつぶやき
布忍神社の「恋守り」も人気。何と、嵐の楽曲と同じ「復活LOVE」お守りが!
二宮神社も嵐ファンの聖地。
イチハラヒロコさんをもっと知りたいあなたへ!
鎌倉画廊のロング対談「イチハラヒロコさんインタビュー」←こちら(リンク)。
イチハラヒロコさんの書籍や作品集も一部だけご紹介します。
こんどはことばの展覧会だ/イチハラヒロコ著
王子さまが来てくれたのに、留守にしていてすみません。/イチハラヒロコ著
インスタ映え布忍神社「恋みくじ」収集
どうにもならない事がある。
おみくじで言われると納得できる気がする。
もう一度ふたりで始めよう。
熟年離婚を迫られた夫の懇願のあがき。
チャンスは一度のお約束。
熟年離婚を切り出した妻が即答でひと言。
マツコに恋みくじを紹介した平野多恵さんとは?
「ありとあらゆる占いをやり続けた結果、神社仏閣のおみくじに辿り着いた女」としてマツコの知らない世界で紹介された平野多恵さん。「和歌みくじ」の情報など詳しく他の記事で紹介しています。↓
まとめ
初詣や旅行先で神社に行くとついつい気になって引きたくなる「おみくじ」。難解な言い回しや文言の内容を理解もできていないのに、なんとなく納得していました。(結んじゃうし)
イチハラヒロコさんの『恋みくじ』の素晴らしさは、潔くユーモラスで簡潔な言葉の裏に隠れた“やさしさ”ではないかと思います。人それぞれがおみくじを引いた時の心持ちで解釈が変わってくる。言い換えれば「その時の自分に必要な最適なオコトバ」ではないでしょうか。