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牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違いは鮮度じゃないの?

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生食用と加熱用の牡蠣の違いは?

農林水産省にその違いが書かれていますので要約します。

「生食用」と表記された牡蠣
  • 食品衛生法に基づく表示である
  • 海水中の大腸菌数が定められた基準を満たした海域で採取されたもの、あるいは同等の基準を満たした海水または人工塩水で浄化したもの
  • 洗浄殺菌した器具を用いて衛生的な場所で加工したもの
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違いは鮮度じゃなくて海域と細菌数

「生食用」と「加熱用」の違いは鮮度ではなく、海域と細菌数によって区別されているのですね。

牡蠣による食中毒を防止するために、「生食用」は成分規格などの規格基準が細かく定められています。

生食用の牡蠣は…

保健所から定められた「指定海域」で取れたもの。さらに紫外線殺菌された海水を使って毒素を吐き出させるなど減菌洗浄され、殺菌処理済みの海水と一緒にパック詰めされます。

  • 独特の“のどごし”で生ならではの美味しさ
  • 滅菌洗浄で身がやせて水っぽいことも
  • 2〜3日かけて浄化されるので安心

加熱用の牡蠣は…

河口や沿岸などの栄養分やプランクトンが豊富な場所で育つので、身が大粒で食感がしっかりして旨味や栄養成分が豊富。生のまま食べるのは絶対にダメです。

「加熱用」の牡蠣は保健所の規定により、中心温度85度1分以上の加熱が必要とされています。十分に加熱して食べましょう。

  • 身が太っていて味が濃い
  • 旨味成分や栄養成分が豊富
  • 必ず加熱して食べる必要がある
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生食用/加熱用は料理に合わせて選ぶ!

ついつい安心を考えて、牡蠣鍋やカキフライの時でもちょっと奮発して「生食用」を購入する方も多いのではないでしょうか。生食用と加熱用に鮮度の違いはありませんので、料理に合わせて選ぶのが一番ですね。

牡蠣ののどごしを味わうなら「生食用」、カキフライなどは、エキスが濃縮して濃厚で身も大粒な「加熱用」がベストチョイスです。

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まとめ

牡蠣は食中毒が心配だったので、あえて「生食用」を加熱して使われていた方も、理由がわかれば選ぶ際に悩まなくていいですよね。どちらも鮮度に違いはなかったのですから。

牡蠣以外の切り身やむき身にした魚介類では、生食できるものは「生食用/刺身用/そのままお召し上がりになれます」など生食用である旨が表示されています。

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