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iPhone機種変更する時の準備と引継ぎのしかた|失敗しないデータ移行

iPhone同士で機種変更する際に、慌てずにスムーズにデータ引継ぎとデータ移行ができるようにチェックリストと操作方法をまとめました。新しいiPhoneを購入したり端末交換などになったときにご参考にしてください。

本記事では新旧のiPhoneが手元にある場合を想定しています。古い機種が手元に内場合はデータ移行の方法が若干異なりますのでご注意ください。

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私が機種変更する場合にチェックしている事項です。iOS 17以降に対応している機種を前提としていますが、参考になればご利用ください。

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iPhoneからiPhoneに機種変更する場合の事前準備として、3つのことが大切です。

①Apple IDの確認

利用中のiPhoneで自分の「Apple ID」と「パスワードを確認しておきましょう。

Apple IDひとつで、App Store、iCloud、メッセージ、Apple Online Store、FaceTimeなどすべてのAppleサービスが利用できています。

【Apple IDの確認方法】
[設定]>最上部のアカウント名をタップ>[サインインとセキュリティ]>AppleID(メールアドレス)が表示されます。

AppleIDのパスワードの確認方法はありません。パスワードを忘れてしまった場合は、アカウントで使用しているメールアドレスか電話番号を入力してApple ウェブサイトでパスワード再設定(リセット)します。

②SNSやメールアカウントの確認&控え

LINE、X(旧Twitter)、InstagramなどのSNS、GmailやYahooメール等のメールアプリを使っている人は、アカウント情報(ユーザーID、パスワード)を控えておくこと。これは、バックアップやデータ移行で引き継がれない場合があるため。

機種変更後に「アカウントやパスワードを忘れてログインできない」という悲惨なケースも多いので注意しましょう。

③[探す(iPhone を探す)]アプリの設定オフ

古いiPhoneを下取りに出したり手放す場合は、機種変更前にあらかじめ「探す(iPhone を探す)」アプリの設定をオフにしておきましょう。

【探す オフ設定方法】
[設定]>最上部のアカウント名をタップ>[探す]>「iPhoneを探す」をタップしてスライダーをオフにします

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iPhone同士の機種変更なら「クイックスタート」でのデータ移行が簡単でオススメ。クイックスタートには次のようなメリットがあります。

  • バックアップ不要
  • ケーブル接続不要
  • パソコン不要
  • 古いiPhoneのデータが消えない

クイックスタートは完了するまでに数時間かかることもあるので、バッテリー満充電か充電しながら行うのがオススメです。

「クイックスタート」を使用せず、従来のようにiCloudやパソコンに古いiPhoneのバックアップを取ってから新しい端末に復元する方法もあります。

iPhoneデータ移行方法は4種類
データ移行は「iTunes」「iCloud」「データ移行アプリ」「クイックスタート」の4つの方法があります。Appleではクイックスタートがカンタンで推奨されていますので、古い端末はデータ移行後に手放すのがいいですね。

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LINEアプリの移行も、古い端末が手元にある状況でデータ移行するのがカンタンです。

古い端末での操作

LINEなどのアプリやiOSなどは最新バージョンにアップデートしておきましょう。

トーク履歴のバックアップ】
① 古い端末のLINEアプリを起動
②[ホームタブ]>[設定]>[トークのバックアップ]をタップ
②PINコード(数字6桁)を設定してバックアップ

※iCloud DriveでLINEアプリの同期をオンしていない場合はエラーになります。ONにしてからバックアップしましょう。

新しい端末での操作

新しい端末でLINEの引継ぎ操作を行います。

【クイックスタート利用の場合】
①新しい端末でLINEを起動
②「本人確認する」をタップ
③電話番号を入力
④SMSに届いた認証番号を入力
⑤パスワードを入力

クイックスタートを利用しない場合は、古い端末でLINEを起動し、[設定]>[かんたん引き継ぎQRコード]からQRコードを表示>新しい端末で古い端末に表示されたQRコードを読み取る方法もあります。

古い端末が手元にない場合は、新しい端末でLINEを起動し、[ログイン]>[[電話番号でログイン]をタップ>SMSに届いた「認証番号」を入力>表示された情報を確認>「はい、私のアカウントです」を選び>事前に登録したLINEパスワードを入力して新しい端末でLINEにログインします。

【トーク履歴の復元】
①表示内容を確認して[次へ]をタップ
②[次へ]をタップすると、以前の端末でLINEを利用できなくなります
③バックアップ用のPINコードを事前に設定している方は、PINコードを入力
④新しい端末で表示内容をそれぞれ確認しながら各ステップを進める

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Suicaは1枚につき1台にしか登録できません。事前準備として新旧端末とも同じApple IDでiCloudにサインインし、どちらもネット接続できる状態に。※異なるApple IDでは手続きできません。

古い端末での操作

Suicaは1枚につき1台にしか登録できないので、予め古い端末からSuicaカードを削除しておきます。Suicaを削除するとサーバに退避されます。

①ウォレットアプリを起動
②移行したい「Suicaカード」をタップ
③画面右上のボタン[…]をタップ
④[…]内の「カードの詳細」をタップ
⑤スクロール一番下の「カードを削除」をタップ

新しい端末での操作

新しい端末に待避しているSuicaを登録します。

①新しい端末のウォレットアプリを起動
②右上[+]をタップ
以前ご利用のカードをタップ
 ※「交通系ICカード」を選択しない
 ※ボタンが表示されるまで数秒かかるので待つ
④設定したいSuicaを確認し[続ける]をタップ
⑤Face IDなど画面ロック解除と同じ方法で認証
⑥カードを追加画面で[次へ]をタップ
Suicaアプリを起動
⑧Suicaパスワードでログイン

★Suicaパスワードを忘れてログインできない場合はこちらの方法で(公式リンク

上手くできない場合は以下の設定もチェックしてみましょう。

1)[設定]>[モバイル通信]>「Suica」および「Wallet」の利用が許可されているか確認(スライドが緑色ならOK)

2)[設定]>[一般]>[言語と地域]>地域が「日本」になっているか確認

注意 モバイルSuicaは新旧の端末で「Suica ID番号」が変わるので注意!

古い端末が操作できない場合

古い端末が故障や紛失により操作できない場合は、MacやiPadなど他のデバイスからiCloud.comにアクセスして、遠隔でSuicaを削除できます

①iCloud.comにアクセスしてサインイン
②画面右上「プロフィールアイコン」>「Apple IDを管理」を開く
③(サインインを求められたら)必要な情報を入力
④「デバイス」から該当の端末を選択
⑤「ウォレットとApple Pay」から「項目を削除」

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端末を変更すると、モバイルSuicaの「Suica ID番号」が変更されるため、チケットレスで紐付けた新幹線eチケットやエクスプレス予約は引き継がれません。

そのままではチケットレス乗車できないので「交通系ICカード情報変更」操作が必要。予約している「えきねっと」や「エクスプレス予約」にログインして、交通系ICカード情報に新しい端末の「Suica ID番号」を入力して紐付けます。

Suica ID番号の確認方法
※JEから始まる17桁の英数字がSuica ID
①モバイルSuicaアプリを起動(ログイン)
②トップページで[会員メニュー]タブをタップ
③確認したいSuicaの[Suica管理]をタップ

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基本的には、古い端末と同じApple IDを新しいiPhoneに設定すれば自動的に反映されます。

クレジットカードや電子マネーの種類によっては再登録やセキュリティーコードの入力が必要な場合があるので、予めお使いのカードの「機種変更の方法」を確認しておきましょう。

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スマホでネットバンキングを利用されている方も多いので、銀行アプリの「機種変更時の操作」をまとめました。利用している銀行アプリが使えなくなってパニックにならないためにも予め知っておきましょう。

三菱UFJ銀行

三菱UFJダイレクトは機種変更にあたって「ワンタイムパスワードの再登録」が必要です。

①新しい端末に「三菱UFJ銀行」アプリをダウンロード
②アプリを起動してログイン
③ログイン時に表示される「ワンタイムパスワード」の利用登録
④本人確認方法を選択します
【電話を選択した場合】
UFJからの電話(自動音声)で案内する番号を入力して登録※自動音声案内受付は1日3回まで
【運転免許証やマイナンバーカードを選択した場合】
ご本人確認書類を選択しNFCで読み取り、顔とまばたきの撮影

以前に銀行に届け出ていたEメールアドレスが変更になっている場合は、Eメールが受け取れず記載された「ワンタイムパスワード」が入力できないため、ログインできません。
古い端末で予めアプリにログインして、[各種手続]>[Eメールアドレス変更]からメアドの変更手続きをしておきましょう。

みずほ銀行

みずほダイレクトアプリは、機種変更にあたって「アプリの初回登録」が必要。アプリに保存された入出金明細情報、メモ、リマインダー登録情報は初期化され、引き継ぐことはできません
※ダイレクト通帳については初期化されません。

みずほダイレクトで利用している「ワンタイムパスワードアプリ」は新しい端末に引き継げないので、機種変更前に再度申し込みする必要があります。

①古い端末でアプリにログイン
②ホーム画面右下[お客さまメニュー]からワンタイムパスワードアプリを新規申込
③2週間程度でハガキが届く
④利用登録を完了する

申込から2週間程度で「利用登録用パスワード」の通知がハガキ郵送で届きます。その間ワンタイムパスワードを利用できないので早めに準備しておきましょう。

機種変更前の端末が手元になくワンタイムパスワードを発行できない場合は、みずほダイレクトヘルプデスク(フリーダイヤル:0120–3242–99)またはみずほ銀行店舗で手続きします。

みずほダイレクトでは、取引時の認証方法について「ワンタイムパスワードアプリ」に代えて「ご利用カード(アプリ版)」の利用が推奨されています。

三井住友銀行

三井住友銀行アプリは機種変更にあたって「ワンタイムパスワードの利用登録(有効化)」が必要です。

※端末の電話番号を変更された場合は、マイナンバーカード、 運転免許証のいずれか1点をご用意の上で、有効化手続を行ってください。

新しい端末に「三井住友銀行アプリ」をダウンロード
①アプリを起動してログイン
②[ワンタイムパスワード]をタップ
③店番号・口座番号または契約者番号とログイン暗証で有効化をはじめる
④電話による有効化を利用する場合は[電話]をタップ
⑤届けている電話番号を入力し[電話番号を確認する]をタップ
⑥電話番号をご確認して[電話を受ける]ボタンをタップ
⑦銀行からの電話(自動音声)の音声ガイダンスに従い確認番号を入力
⑨電話操作後は[次へ]ボタンをタップ
⑩内容確認して[登録実行]をタップ

本人確認書類」をタップすれば、マイナンバーカードによる有効化、運転免許証による有効化もできます。表示に従って手続きすればカンタンです。

りそな銀行

機種変更したら、新しい端末でスマホ認証の再設定が必要となります。マイゲートでスマホ認証の再設定をするには、銀行に届けている「電話番号」と「秘密の質問の答え」が必要になります。

マイゲート初期設定とりそなグループアプリのセットアップ

①マイゲートにログイン
 『各種変更・手続き』→『▶パスワード関連変更』→『使い捨てパスワード発行』の順に選択
②『りそなグループアプリのセットアップが完了しました。またはハードウエアトークンを申し込みます。』にチェックを入れ『次へ』
③使い捨てパスワードのお届け先と秘密の質問に回答を入力し『発行する』を選択
④申込み後10分以内で届出の電話番号またはSMSに使い捨てパスワードが届く
⑤使い捨てパスワードが届いたら『各種変更・手続きへ』を選択。

スマホ認証への切替申込

①『パスワード関連変更』→『スマホ認証利用申込』→『りそなグループアプリのダウンロード、セットアップが完了しました。』にチェックを入れ『次へ』
②上記ステップで届いた使い捨てパスワードを回答して『次へ』を選択すると『利用開始コード』が表示
③『利用開始コードをコピーして開く』を選択すると、利用開始コードが自動的にコピーされ、りそなグループアプリが起動
④りそなグループアプリにスマホ認証の利用開始登録
⑤利用開始コード入力画面に利用開始コードを貼り付け
⑥「登録する」をタップ

ゆうちょ銀行

ゆうちょのアプリを使用している場合は、新しい端末で再登録が必要です。

古い端末での操作
①ゆうちょ認証アプリを起動
②トップ画面で「登録情報の確認・変更」をタップ
③引き継ぎたい口座を選び「再登録用パスワード発行」ボタンをタップ
 ※複数口座がある場合、すべての口座で再登録用パスワードの発行が必要
④案内に従い認証を完了すると、
 再登録用パスワード(数字6桁)が発行されます
 ※有効期間は48時間

新しい端末での操作
①『ゆうちょ認証アプリ』をダウンロードして起動
②「口座情報」か「ゆうちょダイレクトお客さま番号」でアプリを登録
③古い端末操作で発行された「再登録用パスワード」を入力し[次へ]
④画面の案内に従い書類による本人確認
⑤本人確認書類を選択(運転免許証、マイナンバーカード等)
⑥画面案内に従い再登録を完了

※運転免許証による本人確認を行う場合は、運転免許証に設定した2組の暗証番号の入力が必要なので、事前に確認しておきましょう。

書類による本人確認をスキップした場合もアプリは利用できますが、一部のサービスに制限がかかり、1日の送金限度額を5万円以上に設定されている場合は5万円になります。
また、利用登録後24時間は、送金等はできません。

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「Google Authenticator」

「Google Authenticator」2段階認証アプリを使っている場合も引き継ぎが必要です。

古い端末での操作
①「Google Authenticator」アプリを起動
②右上の[…]をタップし、「アカウントのエクスポート」を選択
③右下の[続行]ボタンをタップ
④引き継ぐものを選択し[エクスポート]ボタンをタップ
⑤古い端末に表示されたQRコード画面のまま待機

新しい端末での操作
①「Google Authenticator」アプリを起動
②[開始]ボタンをタップ
③「1つ目のアカウントのセットアップ」の画面で、下の「既存のアカウントをインポートしますか?」をタップ
④[QRコードをスキャン]ボタンをタップ
⑤古い端末画面のQRコードを読み取る

「Microsoft Authenticator」

「Microsoft Authenticator」2段階認証アプリを使っている場合も引き継ぎが必要です。

古い端末での操作
①「Microsoft Authenticator」アプリを起動
②左上のメニュー[≡]をタップし「このデバイスのバックアップ」を選択

新しい端末での操作
①「Microsoft Authenticator」アプリを起動
②アカウント選択画面で「バックアップから復元」を選択
③バックアップデータを選びサインインする

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iPhoneの機種変更時に、バックアップからの復帰ではゲームデータの移行はされない場合が多々あるようです。ゲームアプリを利用している人は、機種変更前に各ゲームアプリ内のデータ引き継ぎ作業を確認して実行しておきましょう。

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今回はiPhoneからiPhoneに機種変更するときの事前準備やデータ移行方法をまとめました。以前に比べて、データ移行は「クイックスタート」ですごくカンタンになってきました。とは言え、LINEや電子マネー、銀行アプリなど一部の重要なアプリでは引き継ぎ操作が必要とされます。使えなくなって慌てないように、機種変更する前にひと通り、自分の環境や個々のアカウントやパスワードなどを確認しておきましょう。

テキストのコピーはできません。