ソフトバンクの携帯電話契約を解約・MNP転出するときに、注意したいことが「解約月の請求金額」。今までの利用プランに適用されていた割引がなくなって、ビックリされる方が多いようです。
今回は、ソフトバンクを解約（MNP転出）する際に高額の請求が来る理由と、対処法をわかりやすくまとめました。（2023年3月15日の条件更新済）
ソフトバンクの解約で日割り計算なし！
ソフトバンクでは一部の旧プラン等を除いて、基本的に解約月は日割り計算になりません。
締日基準の月初めに解約しても、ソフトバンクの利用料金はまるまる1ヵ月分が満額請求され、MNP転出先の新たな料金もかかってくるのでタイミングを考えましょう。オススメは月末（締日）直前です。
ソフトバンクを解約する月は割引なし？
ソフトバンクを解約もしくは乗り換え（MNP転出・番号移行）するときは、最後の支払額が高額になってしまうので注意が必要です。
高額な請求になってしまう理由は、解約月はソフトバンクの割引が適用されなくなるため。
「新みんな家族割」「おうち割 光セット」「2年契約割引」「1年おトク割」「半年おトク割」など各種割引サービスが解約の前請求月末で終了となるのです。
「新みんな家族割」「おうち割 光セット」に関しては、2023年3月15日に提供条件が更新され、解約の当該月も割引が適用されるようになりました。ただし、請求月初日に解約した場合は、前請求月までの適用となるそうです。2年契約割引、1年おトク割、半年おトク割に関しては未確認なのでソフトバンクにお問い合わせください。
“解約月”とはカレンダー上の“月”ではなく、請求の締日によって異なります。
ソフトバンクの締日は10日、20日、月末の3種類あるので、ご自分の締日を考慮してください。
「締日」の確認は、請求書やMySoftbankでできます。
家族割やおうち割 光セットを使っている場合は、1,000円以上もの割引が適用されずに、解約月（締日基準）が満額請求になるんですね。
データメリハリ無制限プランは要注意！
ソフトバンクの割引サービスが解約月の請求には適用されないことはわかっていましたが、まったく見逃していたのが「データメリハリ無制限プラン」。
毎月多くのデータ量を使われている方は無制限まで使えてトクするプランなので関係ありませんが、私はほぼWi-Fi環境での利用が多いため月のデータ利用使用量は3GB以下が基本。
そうです、この「3GB以下割引」も解約月には適用されないサービスだったのです。
解約月のデータ利用がたった1GBだとしても、3GB以下割引の1,500円（税込1,650円）分がなくなり、メリハリ無制限5,600円（税込6,160円）が満額請求される仕組みです。
わが家の場合、1回線だけソフトバンクに残った家族のスマホの「新みんな家族割」も適用されなくなり、MNP乗り換えで考えていなかったこれから先の出費も増えました。
2023/3/15の運用変更で解約月も割引が適用されるようになりました。ただし、メリハリ無制限の3GB以下割引は引き続き適用されませんので注意しましょう。
「データプランメリハリ無制限」提供条件書
機種代金やあんしん保証パックはどうなる？
上の料金明細の「機種代金」「あんしん保証パック」に関しては、ソフトバンクを解約したときにどうなるのでしょうか。
【機種代金の分割支払】
ソフトバンクで購入した機種の分割支払金が解約時に残っている場合は、支払が完了するまで毎月引き落とされます。機種代金の残金を一括払いすることも可能。解約前ならお店に行かなくてもチャットサポートで受け付けもできます。
【あんしん保証パック】
以下の「あんしん保証パック」はソフトバンク解約後も継続されます。サービス利用料は毎月引き落とされます。継続を望まないときは、オプションサービスの解除手続きをする必要があります。
- 2021年7月14日以降の
あんしん保証パック with AppleCare Services（機種契約番号あり） - 2019年9月13日以降の
あんしん保証パックプラス（機種契約番号あり） - 2021年7月14日以降に加入した
あんしん保証パックサービス
最新スマホ機種代金がおトクになるプログラム「新トクするサポート」「トクするサポート＋」は利用料無料で特典は継続されます。
MNP転出/解約で手数料や違約金はかかる？
MNP転出や解約で手数料や契約解除料はかかりません。
2021年3月より乗り換え〈MNP転出／番号移行〉手数料3,300円（税込）は撤廃され、手数料はかからなくなりました。また、解約での「契約解除料」も2022年2月からなくなり、契約更新月以外の解約でも契約解除料は免除となりました。
ソフトバンクの解約はいつがおトク？
出費を極力抑えるためには、上手な乗り換え計画のスケジュールを立てる必要があります。
ソフトバンクを解約もしくはMNPするベストなタイミングは月末（←自分の締日）。
月初めに解約・MNPすると、その月分は満額請求されるうえ、転出先の新たな契約料金もかかってくるのでダブルで負担が大きくなります。※ここでいう月は締日基準です。
さらに、メリハリ無制限プランなど満額請求での支払額増加を避けるためには、乗り換え月の前月（1ヵ月前の締日）から準備することが必要です。
解約したらSIMカードはどうする？
ソフトバンクを解約した場合、USIMカードは返却が必要だと規約に記されていますが、例外としてSIMカードを盗難・紛失した場合は返却の必要がありません。不安な方はソフトバンクに問い合わせてみましょう。
まとめ
ソフトバンクを解約・MNP転出する際は料金が高くなります。その理由は日割り計算されないことと、解約月はデータメリハリ無制限プランの3GB以下割引も含めた各種割引がすべて適用されずに契約プラン料金が満額請求されるため。締日で計算した解約月の前月からプランの見直しや準備をしておけば、満額請求時の金額を下げることも可能ですね。
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