![](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/apple_seculity_iconvis.jpg)
Norton 360(ノートン360)などのウィルス対策、マルウェア対策などのセキュリティソフトは、必要なのか不要なのか悩ましいところです。セキュリティソフトを削除してアンインストールした方、もともと導入していなかった方、ウィルス対策ソフトは導入しているけどセキュリティが不安な方のために、標準搭載されている「Macのセキュリティ」の設定方法をわかりやすく紹介します。
セキュリティソフトを使わないMacの設定!
まず左上アップルメニューをプルダウンして「システム環境設定」を開きます。
そこの「ユーザーとグループ」と「セキュリティとプライバシー」の設定をいたします。※OSバージョンによってアイコンの配置位置が違います。画像は以前のMacOSバージョン画面混在ですがご了承ください。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ1](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/825a6981d6c3f323edd4f531a332e657.jpg)
ユーザーとグループ設定でゲストを排除
まず「ユーザーとグループ」で、ゲストユーザーがオフになっているか確認しましょう。ゲストユーザーがオンになっている場合は、左下のカギをクリックしてロック解除してから「オフ」に設定します。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ2](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/8937c60d750bc7cd0682ddd351423a2c.jpg)
家族で同じMacを使っていたりマルチユーザー利用の場合は環境に合わせて設定しましょう。
セキュリティとプライバシーを強化する
コンピュータを快適に使うには、セキュリティ対策とプライバシー保護は重要です。最近のTouch IDが搭載されているMacなら指紋認証でロック解除もできますが、ログインパスワードの設定はセキュリティの第一歩です。
ログインパスワードは必ず設定しよう
システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」のアイコンをクリックして以下の画面が表示されたら、左のタブ「一般」を選びます。
ログインパスワードが設定されていればOK。設定していない方は、必ず設定しましょう。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ3](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/0c4dc0a308b035a13fb160e157ddac7d.jpg)
ファイアウォールを設定しよう
続いて、同じく「セキュリティとプライバシー」の「ファイアウォール」タブをクリック。
ファイアウォールをオンにします。
[ファイアウォールオプション]のボタンをクリックして内容を確認します。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ4](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/cbc5848ffae9d938b7f75b2adb6f9d88.jpg)
ファイアウォールオプションの設定ですが、支障ない場合は最上部の「外部からの接続をすべてブロック」のチェックを入れれば大丈夫です。
共有ファイルにアクセスできなかったりする場合は、このチェックをはずして、個別にブロックの設定をしましょう。その場合は「内部ソフトウェアが外部からの接続を受け入れるのを自動的に許可」の部分などチェックしておくと、セキュリティアラート(警告)が頻繁に出ないのでオススメです。
一番下の「ステルスモードを有効にする」はハッキングやマルウエア対策のためにチェックして有効にしましょう。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ5](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/638349d9cae93b1a040b2581a59786bd.jpg)
FileVaultでディスク全体を暗号化
さらに「セキュリティとプライバシー」のタブ「FileVault」も設定しておくとセキュリティが強固になります。暗号化をしなくてもいいという方もいるので、お使いの環境次第ですね。
FileVaultでディスク全体を暗号化すると、起動ディスク上の情報への不正アクセスが阻止できます。
MacOS Ventura以降なら、サイドバーで「プライバシーとセキュリティ」をクリック。右側で下にスクロールして「FileVault」セクションを表示し、「オンにする」か「オフにする」をクリックするだけ。
以前のMacOSバージョンは、下の画像のように「セキュリティとプライバシー」で「FileVault」タブをクリック。鍵のアイコン施錠を解除するときは、管理者名とパスワードを入力。
「FileVaultをオンにする」をクリックします。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ6](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/2f7ac5f83e5af641c7766366f6c8e3c2.jpg)
「FileVaultをオンにする」をクリックすると、下の画像のようにロック解除の方法を選びます。
iCloudアカウントでディスクのロック解除を許可するのが簡単です。復旧キーを作成する場合は、復旧キーを忘れないように安全に保管しておく必要があります。
アカウントのパスワードとFileVaultの復旧キーを両方とも失くした場合は最悪で、Macにログインすることも起動ディスク上のデータにアクセスすることもできなくなるので要注意です。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ7](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/4c0db032e5c7f3d8ceb8b29abdf1fce0.jpg)
FileVaultをオンにして暗号化が始まると、最初の暗号化が完了するまでFileVaultをオフにすることはできません。
旧型のMacでは使用データ量によっては、暗号化にかなり時間がかかりますが、バックグラウンドで暗号化が行われるので、コンピュータは通常通りに使用して大丈夫です。
![Macのセキュリティ設定操作方法ステップ8](https://kurashi-ii.com/wp-content/uploads/2023/01/8888c32c4e2347c2e649cc0d13d36ebd.jpg)
最後にカギを施錠して、システム環境設定を閉じて終了です。おつかれさまでした。
これ以外にも、OSのセキュリティアップデートをきちんと更新して最新のセキュリティ状態に保つことや、公共のフリーWiFiに自動で繋がらないように気を付けるなどしておけばさらに安心です。
まとめ
現在発売されているMacおよびMacOSでは、従来のように他社のセキュリティソフトを導入しなくても、セキュリティ対策がしっかりされていると言われています。もちろん、仕事の大切な情報を守ったりデータ流出やネット攻撃対策でノートン360などの高性能のセキュリティソフトを導入しておけばよりいっそう安心です。
認証されていない怪しいソフトをインストールして使う場合や、フリーWiFiを頻繁に使うような方は、評価の高いセキュリティソフトを導入しておいた方が安心ですね。