歯ブラシのブラシの根元あたりが黒ずんでいませんか?それってクロカビ(クラドスポリウム)なんだって!
食べかすをブラッシングするわけだから、ブラシの奥に歯垢や食べカスが残ったまま放置すればカビの温床になるのは当たり前。カビを取り除くにしても、口に入れるものだから刺激の強いカビキラーやアルコールは使えませんね。
そもそも歯ブラシは1〜2カ月で交換するよう推奨されている消耗品ですから、カビが生えてしまった歯ブラシは処分して新しいものに交換しましょう。
とはいえ、日頃の洗い方や扱い方でカビの繁殖が防げるなら安心です。正しい洗い方やメンテナンスの仕方をカンタンにまとめましたのでご参考にどうぞ。
毎日の歯ブラシの正しい洗い方は?
雑菌を残さないためには、しっかり洗って乾燥状態で置いておくのが一番。洗った後は水気をキッチンペーパーなどで拭き取って乾燥状態で置いておきましょう。
- 強めの流水でしっかりブラシ部を洗う
- 毛先を指で弾くように毛の間のカスを洗う
- ブラシの根元(植毛部)を揉みながら洗う
- ブラシを濡れたまま放置しない(水気を拭く)
- 他の歯ブラシと接触しないようにする
- つまり根元のカスを洗い流し、乾燥状態で保管すること
カビは繁殖する前に掃除する!
カビは定着して胞子を作るまでに3日間かかるそうです。つまり、カビが胞子を出す前に掃除すれば繁殖を防げるのです。
歯ブラシのカビ繁殖を防ぐメンテナンス方法は?
カビの繁殖を考えれば、歯ブラシも殺菌した方がいいけど、口に入れるものだから殺菌剤とかを使うのはイヤですよね。
そこで活躍するのが「50度のお湯」。50度のお湯に2分浸けておくとクロカビの繁殖が見られなかった実験映像でびっくり。しかも毎日ではなく「月に一回」でOK。
- 50度のお湯をコップに準備(水と沸騰湯を1:1)
- 歯ブラシ先端を50度のお湯に2分間浸ける
- よく拭き取って乾かす(乾燥が大切)
- 月に一回
- 日々の正しい洗い方と保管状態も実践する
NHKあさイチの番組内では、歯ブラシのカビ対策で使うものクイズ4択で「お酢」の投票が多かったけどNGでした。お酢やレモン汁は殺菌効果はあるけど、含まれる糖分がカビの栄養になってカビが増える可能性もあるのでオススメされないようです。