Snow Manの目黒蓮さんが初めて父親役を演じる月9ドラマ『海のはじまり』が、2024年7月1日に放送を開始しました。有村架純さんや古川琴音さん、池松壮亮さんや大竹しのぶさんまで豪華な出演者で期待が膨らみます。第1話を見終わって、なんだか見せ方や台詞回しが「silent」や「いちばんすきな花」のイメージに被ったので、脚本家を調べたら生方美久(うぶかた みく)さんでした。
生方美久さんに加え、プロデューサーも「いちばんすきな花」でもタッグを組んでいた村瀬健さん。さらに「silent」の風間太樹監督まで加わったsilentチーム集結だそうです。生方さんは坂元裕二さんに憧れた脚本家なので、今後のセリフも楽しみです。
新しい月9の雑談を追記してしまいましたが、本記事は、ドラマ「いちばんすきな花」の放送時のものです。
ドラマ「いちばんすきな花」の脚本家は誰?
フジテレビの『いちばんすきな花』が、2023年10月フジテレビ系「木曜劇場」枠で始まりました。大好きな多部未華子さんのドラマということで楽しみにしていましたが、SNSでもアンチな意見が散見されています。しかも「これ脚本は坂元裕二なんじゃない?」という書き込みも…。いったいどんな方が脚本を書いているのか気になりますね。
脚本は坂元裕二ではありません!
『いちばんすきな花』の脚本を書いているのは、生方美久(うぶかた みく)さん。2022年10月に川口春奈さん主演で社会現象にもなった木曜劇場『silent(サイレント)』の新人の脚本家です。
生方さんは最も尊敬している脚本家・坂元裕二さんにならい、フジテレビヤングシナリオ大賞に応募し続け、3回目の応募作品『踊り場にて』で第33回の大賞を受賞した注目の新人脚本家。1993年5月10日生まれ、群馬県富岡市出身。
なるほど・・・坂元裕二さんが描くニッチで「じゃないほう」の世界観が大好きな脚本家なのですね。
今回のドラマ『いちばんすきな花』は、男女の間に友情は成立するのかをテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す友情と恋愛と、どちらとも違う感情を描く物語だということ。
4人がテーブルを囲んで発する言葉使いや台詞の掛合は、坂元裕二っぽさをどうにか盛り込もうという努力が感じられます。だから「坂元裕二の脚本?」というハテナ付きでSNSでの書き込みになったのかも知れませんね。
音楽が『いつ恋』かと思うほど酷似?!
今回のドラマで流れる曲が、坂元裕二オリジナル脚本で有村架純さんと高良健吾さんが主演された『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(略称:いつ恋)と同じ?すごく似ている!
調べてみたら、音楽を担当しているのが作曲家の得田真裕(とくだまさひろ)さん。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』も『silent』も彼の作品でした。
やさしく心地よいメロディーに納得です。
プロデューサーも演出と同じスタッフ?
『いちばんすきな花』も『silent』も、プロデューサーは村瀬健さん、演出は高野舞さん。どちらも『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』では坂元裕二さんとタッグを組んでいたスタッフなんですね。
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
今回のプロデューサーである村瀬健さんが、ラブストーリーを書かなくなっていた坂元裕二さんにアプローチして企画されたのが『いつ恋』。
『いつ恋』の物語は、主人公の音(おと:有村架純さん)と練(れん:高良健吾さん)を中心に、ふたりを取り巻く4人の男女の想いが複雑に絡み合いながらお話が進んでいく群像ラブストーリーでした。
今回のドラマ『いちばんすきな花』は、男女に友情は成立するのかをテーマに4人の男女が紡ぎ出す物語だというところと、生きづらさとかを持った人物像はどこか共通点があるかも知れませんね。
ちなみに『silent』はプロデューサーの村瀬さんが脚本家・生方さんに脚本執筆を依頼して、社会現象にまでなったドラマを創りあげたそうです。
坂元裕二ドラマ『カルテット』と同じロケ地?
多部未華子さんと仲野太賀さんが歌っているカラオケ店のシーン。太賀すっごくいいです。
なんだか見覚えのあるガラス扉だと思ったら、ロケ地は「カラオケ館」。坂元裕二ドラマ『カルテット』で4人が出会うカラオケ店も「カラオケ館」がロケ地でしたが、店舗は違うようです。
まとめ
期待していた多部未華子さんドラマ『いちばんすきな花』。毎週楽しみに観ています。
生きづらさを抱えた4人の台詞の間合いや、ちょっと説教めいたニュアンスが感じられるというSNSの意見も理解できます。
坂元裕二ドラマの「じゃないほう」の人々が口にする考え抜かれた言葉と台詞、掛合の間合い、食卓での関係性などの演出には、そう簡単に届かないのかも知れませんが、生方美久さんのこれからの脚本ドラマにすごく期待しています。