七年に一度の盛儀、善光寺御開帳。何時から入れるのか、回向柱や御朱印など善光寺の見どころや御開帳についてご紹介します。
善光寺 ご開帳はいつまで?
七年前の2015年に初めて長野県善光寺を訪ね、御開帳は今回で2度目の参拝となります。前回は予想以上の人混みで慌ただしかっので、今回は見どころをチェックしていきたいと思います。
2022年(令和4年)善光寺御開帳の期間は
4月3日(日)〜6月29日(水)
※感染症拡大のため2021年(令和3年)の御開帳は2022年(令和4年)に延期されています。
善光寺 御開帳って何?
「善光寺御開帳」とは
七年に一度の善光寺最大の盛儀。絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えして行う壮麗な行事です。
普段は御宝庫に安置されている「前立本尊」が七年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことが叶います。前立本尊の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸が五色の糸に変わり、白い「善の綱」として本堂前の回向柱に結ばれます。
善光寺 回向柱とは?
「回向柱」とは
御開帳中、山門と本堂の間に建てられる高さ10メートルの柱。白い綱は本堂で五色の糸へ変わり、さらに金糸となって前立本尊の右手中指につながります。
そのため、
回向柱に触れることは前立本尊に触れるのと同じこと。
同じご利益があるといわれているありがたい柱なんです。回向柱は日没にはライトアップされ、24時間触れることができますよ。
歴代回向柱納所
善光寺御開帳後、回向柱は経蔵の裏手に移されます。奥に向かうほどに柱は古く短くなり、人々の思いと共に長い年月を経て土に還っていきます。
数えたら全部で10本並んでいました。一番奥に鎮座する回向柱は七十年ほど前のものと思うと感慨深いものがありました。
善光寺 見どころは?
前立本尊参拝(内陣参拝)
前立本尊(まえだちほんぞん)は重要文化財。七年に一度、絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を特別に参拝することができます。
- 場所 本堂
- 時間 お朝事の1時間前〜午後5時
お朝事(おあさじ)
日の出とともに本堂で始まる、善光寺の僧侶が勤める厳かな法要。毎日欠かさずに行われています。
- 場所 本堂
- 時間 開始時間は日の出に合わせて変わるので注意。
4/3〜4/22 6:00〜
4/23〜6/30 5:30〜
お朝事は参拝者も立ち会うことができます。善光寺「お朝事」体験記・参加方法はこちらの記事でくわしく紹介しています↓
お戒壇巡り
真っ暗闇の回廊を壁づたいに歩き、「極楽の錠前」を探すお戒壇巡り(おかいだんめぐり)。錠前に触れると極楽往生が約束されるといわれています。非日常な体験をしてみませんか。
- 場所 本堂
- 時間 お朝事の1時間前〜午後5時
山門拝観
江戸時代中期に建立され、国の重要文化財に指定されています。高さ、間口とも約20メートル。楼上から望む景色は壮観です。
山門から回向柱と本堂が望めます。平日の午前9時半ですが、御朱印所には長蛇の列!
- 場所 山門
- 時間 午前6:30〜午後8:00
六地蔵
六地蔵は輪廻を繰り返す六つの世界に現れ、迷いや苦しみから民衆を救ってくださる菩薩。
一番右の菩薩(地獄界の地蔵菩薩)が片足を踏み出しているのは、一刻も早く民衆を救いにいこうというお気持ちの顕れだそうです。
経蔵
経蔵(きょうぞう)の内部には6771巻にもおよぶ経を納めた八角形の輪蔵があります。腕木を押し回すことで中に納められた一切経を読んだのと同じ功徳が得られるといわれています。
- 時間 午前6:30〜午後5:00
御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)
御印文とは御本尊と同じ閻浮壇金(えんふだごん)でできているといわれる宝印。善光寺の法印を額に押された者は極楽浄土への道が約束されるといわれています。
- 場所 本堂
- 時間 午前8:30〜午後5:00
回向柱ライトアップ
御開帳期間中、日没から21時まで本堂と回向柱がライトアップ。日中とは違った雰囲気の中で参拝できます。混雑を避けてゆっくり参拝するのもいいですね。
御朱印の受付は何時から?
御朱印がお目当ての方の多さにビックリ!!
御開帳期間限定の御朱印・御開帳色紙を頒布していて、御朱印所は午前5時にはすでに数十人の行列が!人気のほどがわかりますね。
- 時間:5時30分〜20時頃まで
- 場所:御朱印受付所(本堂前左手)
善光寺御開帳2022 駐車場の料金や利用時間はこちらの記事でくわしく紹介しています↓
まとめ
2022年(令和4年)善光寺御開帳の見どころをまとめてみました。
今年は蜜を避けて88日間に延長されています。この機会に回向柱や前立本尊だけではない善光寺の魅力に触れてみてはいかがでしょう。
善光寺御開帳の回向柱守やお守りはどこに返す?の記事はこちらで紹介しています↓