仕事をやめるとき、ドラマなどのイメージでは、白い封筒を懐から取りだして上司に差しだす。そこには表書きで「辞表」と書かれていると思っていました。これ、社会人としては恥ずかしい勘違いでしたので記事にします。
仕事の常識?退職願|退職届|辞表の違い
実はこの「辞表」、会社の社長や取締役などの役員や経営層が「役職を辞める時」に提出するもの。または、公務員が辞めるときに使うものです。
普通の会社員や契約社員は、いったい何を出せばいいのでしょう。自分が辞める立場にならないと、なかなか気付かない社会常識でした。
雇用されている人は、
退職願や退職届を提出
退職願(たいしょくねがい)
「退職したい」とこれから先の自分の辞意を表明し打診するのが「退職願」。
これは辞意を表明し打診するものなので、口頭で伝えることもOK。必ず書面で提出する必要はないのですが、書面で意思表示することがオススメ。
多くの会社では「退職願は退職希望日の1〜2カ月前までに直属の上司に渡す」となっていますが、会社ごとに規則が違うので確認しましょう。
このたび一身上の都合により
○○年○月○日をもって退職いたしたく
ここにお願い申し上げます
退職届(たいしょくとどけ)
退職が認められて確定してから、会社に退職を届け出るためのもの。つまり、手続き上の申請書類が「退職届」ですね。
退職届は、会社規定の書面がある場合もあるので確認しましょう。
このたび一身上の都合により
○○年○月○日をもって
退職いたします
辞表(じひょう)
先に書いたように、社長や取締役などの会社役員や経営層が役職を辞める時、もしくは公務員が職を辞める時に届け出るものが「辞表」。公務員の辞表は一般の「退職届」と同じになります。
会社員など雇用されている人は「辞表」の提出をしません。
まとめ
今回の記事は、会社を退職するときに、どのような書類を提出するのか整理しました。
一般的に、B5もしくはA4サイズの白い無地用紙(便箋)と、白い無地封筒を使いましょう。封筒は郵便番号欄のないものがあればベスト。鉛筆やシャープペンはNGで、黒のボールペンか万年筆で書きましょう。